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よみもの2017-25

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ほんとに建つのかな
著者:内田春菊 発行:2007/09(刊行:2004/06 祥伝社) 講談社文庫

本のタイトルで手に取り、著者の名前を確認して、
パラパラとめくってみて、面白そうだと思ったので、読んでみることにしました。
内田春菊さんといえば、漫画家として有名ですが、女優もされていることを知り、
写真を見たら「おおっこの人見たことある~」と、今更ながら思った次第です。
ご自身のご自宅を建てるに際して、そこに至るまでのストーリー、
工事が始まってからの人間模様や背景などなど、
コミカル&シリアスな漫画や文章で 家づくり が描かれています。
文庫化されているので、漫画のコマに書き込まれいる手書きの文章が小さくて、
読むのに少し難儀しました(笑)。

読んで気になったところ

P274~の解説文 太田充美(ボッテガ・ベルタ代表取締役)

 これから家を建てられる方に知っていただきたいのは、設計事務所とは、お施主様の代行として仕事を行う者を指すということです。お施主様も財産と命を預けているという覚悟と信頼があってこそ、いい家ができます。(P279)


改めて、大切なことだな・・・と思いました。

よみもの2017-24

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あたり前の家がなぜつくれないのか?
石油化学建材に頼らない、長く使える家
企画:塩地博文・大菅力 取材・文「あたり前の家」ネットワーク事務局 撮影:渡辺慎一
発行:2006/02 エクスナレッジ



読んで気になったところ


特別インタビュー 建築家・奥村昭雄さんが語る「あたり前の家」
 家は建てないですむなら建てない方がいいんです。家はすでにあまっています。また家を建てたいと思っている人も、家がないわけではなく、住んでいるところがあるわけです。必要のないものを建てても無駄ですし、環境のためにもよくありません。また、家を建てるには莫大な資金がかかります。人生の余剰金をすべてつぎ込むことになるのです。お金をかけずにすむならそれにこしたことはありません。もち物を減らすだけでも暮らしやすさはずいぶん変わります、リフォーム(増改築)という手もあります。(P128)

専門家に聞く 早稲田大学教授・尾島俊雄
 地場の材料、地場の木材、地場の土、地場の石・・・・・・。こうした材料は地元にあるもので、ごみにはならないものです。地元にもともとあったものなのですから。(P137)

専門家に聞く 東京大学教授・安藤直人
 一口に「輸入材」といっても、いろいろな木材で家をつくる時代を経験してきました。「あたり前」というのは、そのときどきの世界経済や資源状況と密接に関係しているわけです。
 (中略)国産材を使うことで、山の環境を取り戻していく、そういう仕組みをつくる必要があります。しかもそれを、日本経済の仕組みのなかで整えていく。そうでないと安定しません。経済行為に組み込まないとだめです。(P139)
 (中略)木材は中空のストローの束のようなもので、その中にある水が「自由水」、細胞と結合しているのが「結合水」です。つまり、含水率が25%くらいから15%くらいに落ちる過程で木材は縮みます。(P140)
 (中略)「あたり前の家」というのは、あたり前のように乾いた、信頼できる木材でつくるものです。そうした木材の供給が国産材ではまだ遅れています。
 (中略)担い手を育成しようと、東京大学農学科学研究科で2005年度から社会人修士課程「木造建築コース」を開設しました。設計事務所の人や材木屋の社長など8人が学んでいます。(P141)

 「あたり前の家」とは「?」のない家です。現在の住宅産業はすべてがこの「?」に包まれているといっても過言ではありません。こうしたなかで、「あたり前の家」を手に入れるには、信頼できる工務店や設計事務所を探す以外に方法はありません。(P156)
 (中略)そういったことを許容していたのは、家づくりに無関心だった、われわれ世間一般の建て主、建て主予備軍だともいえるのです。
 (中略)ゴミになる家をたくさんつくってきたことに愕然としたAさんは、石油化学建材を使わないで家をつくろうと決心しました。(P157)
 (中略)地域という視点がとても大切だということが分かりました。近くの山の木を使って、地域の職人さんたちで家をつくる。この循環をきっちりと築くことが、地域を育て、結果として住む人の健康に害を与えず、将来ゴミにもならない家が「あたり前」となる環境になるのだと。そして、この「あたり前」のように思える循環が、現在、ばっさりと切れていることも痛感しました。(P158)



 切れた循環をどうするのか、地域の職人の技量低下や枯渇、地場産材の低品質などなど、時代は元には戻せないものの、新しいやり方で結果として循環,職人,地場産材の問題は改善できると思うので、これからの家づくりにクライアント(建て主)の意識改革も含めて、古くて新しい「あたり前の家」が創れたら、素晴らしいんじゃないかな!と、思いました。

よみもの2017-23

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福島屋 毎日通いたくなるスーパーの秘密
著者:福島徹 発行:2014/01 日本実業出版社


羽村市にある高級スーパー福島屋の代表者の福島徹氏の著書。
僕も時々(ほんと時々ですが)は利用させていただいております。
置いてある品々は、普通のスーパーよりも値段は高め。ですが、
よく吟味されているのがわかりますし、贈答用に利用してます。
(日常利用したいけど、質より量の我が家ではちと難しい・・・笑)
買い物袋に入れたままの季節の野菜や果物を手渡すと、
「すごく美味しかったよ」って喜んでもらえますね。

以前、知り合いから、ちょっとしたお礼に、
福島屋の「大納言ブレット」というパンをいただいたのですが、
とても美味しくて印象に残り、それ以来『福島屋』は僕のお気に入りです。


読んで気になったところ


店の空気を台無しにしているのは経営者の態度(P40)

 例えば、牛乳や乳製品、納豆や生菓子など、いわゆる日配食品が売れ残ったとします。その場合、売れ残った商品を先に売りたいので、棚の前のほうに並べ、新しいものを後ろにまわします。でも、それこそまさにお店の勝手な都合です。お客様は新しいものを欲しいのに。そうした感覚の差が、店頭の違和感になるのだと思います。
 何よりお店が仕入れに失敗して売れ残りを出してしまったのに、それを前に並べて、先に古いほうを買ってほしいというのは、虫のいい話。ですから、私は新しい商品を棚の前へ出せと言います。売れ残ったものは、はっきりと売れ残ったものだと表示し、その分少し値引きして販売すればいいという考え方です。(P67)

 お客様の気持ちになって売り場を考えるメリットはなにか。それはアイデアが生まれるということです。(P68)

 福島屋は硝酸態窒素を頻繁に測り、安全性を確認している。(P80)

 自分の仕入れたものが売れない。売れなくなると気持ちが焦る。その結果、努力の矛先を誤ってしまう・・・。本当はなぜ売れないのかを突き詰めて、深掘りして考えなければいけないのに、努力を横に広げてしまうのです。横に広げるというのは、安易に品数を増やしたり、安売りに走ったりするということです。(P92)

真のニーズに応えるために開始した講座ビジネス
 講座はあくまでも売り場ありきです。売り場から発想してどの商品を取り上げるかを考え、それをお客様の日常に落とし込んで、どういった提案をしようかと考えます。
 知恵を絞って考えた新しい食の提案は、福島屋にとってもお客様にとっても学びの場となり、お互いの食をさらに深めていける絶好の機会です。(中略)この講座を軸としたマーケティングは、古くて新しい、これからのビジネススタイルとして広まっていくだろうと予想し、楽しみにしています。(P149)
 
お金がないことよりも不安な気持ちのほうがつらかった
 不安になると、切れなくなった包丁をそのまま使い、いったん手を止めて包丁を研ぐといったことができなくなるものです。自分の気持ちを落ち着かせることすら、怖くなるのです。だから手を止めず、動き続けることで自分の心を落ち着かせようと、そんな錯覚の中で過ごした日々もありました。お金云々よりも、こういう不安な気持ちでいることのほうが、つらいように思います。たとえその原因にお金が関係していてもです。
 不安に襲われても自分自身を見失わないためには、スーパーの本質は何か、食べ物を売るという商売がすべきことは何か、自分は何のためにこの商売をやっているのか。そこを考え、覚悟を決めることが必要だと思います。(P169)

社会の流れに実を任せず、主体性を持った経営を実践したい (P170)

木村氏談:「あなたと同じことをゲーテも言っている」と教えてくれました。「豆を植えなさい。野菜を植えなさい。そして雑草を育てなさい。永久に農業ができます。」自分がゲーテと同じことを言っているなんてね、(P188)

福島氏談:実際、今パタゴニアというアメリカの衣料メーカーとコラボして、具体的に何かをやっていこうと話しているところです。(P203)




 困難を乗り越え、困難とともに生き、こういうことがサラリと言えるというのは、すごいなと思います。 次々に襲ってくる不安というのは本当につらいものです。
 著者の福島徹さんにしても、対談者の木村秋則さん(奇跡のリンゴ)にしても、本から伝わってくる生き方が壮絶すぎて、そのままではとても自分に置き換えられませんが、希望と勇気をもらった気がします。

よみもの2017-22

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世界一わかりやすい 家づくりの教科書
発行:2013/07 エクスナレッジ


建て主さん向けに書かれています。
資金計画からはじまって、建てた後のメンテナンスまで190項目にもわたる解説本です。
もちろん、設計者や工事施工者、不動産屋さんが読むのも知識の復習になります。


読んでみて気になったところ

2階の輪郭をベースにして、屋根のかたちを想定し、
2階の輪郭をそのまま1階に下ろす。(P85)

最初は必要な部屋を大小のだ円で並べてみる。(P89)

構造体力上必要な耐力壁をなるべく外側に配置(P92)

北側に道路があるとアプローチの長さがとりにくい。
このような場合は、玄関を側面に設けるとよい。(P93)

庭を楽しむ浴室(P104)

洗面所と脱衣所を分けてみる(P106)

天袋をつくらない押入れの断面。(P113)



本の真ん中ぐらいの、第4章 居心地よい間取りを考える に集中していますが、
読んでいて、初心に戻って、いろいろとハッとさせられました。
夢のマイホームを建てたい方、是非にご自分でいろいろと研究してみてください。

HOUSE of CARDS

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ハウス オブ カード 野望の階段

きっかけは、仕事から深夜に帰ってきて、たまたま観たテレビドラマ。
少し観ただけで、日本の陳腐なドラマなんて比較にならない面白さ!
制作陣や俳優が超一流で、日本のドラマの陳腐な脚本とは大違い。
(故にテレビなんて気になる特集以外、ほとんど観ないのですよね)

去年の10月にDVDを一週間レンタルしてきて、
土曜の夜に1話ペースで(基本2話入っているので一旦返してまた借りる・・・笑)、
昨夜ようやく シーズン2 を観終わりました(僕のささやかな楽しみのひとつ)。
シーズン1で副大統領、シーズン2で大統領に登りつめた主人公。
大統領 フランシス・アンダーウッド を演じるのは ケビン・スペイシー。
ファーストレディ クレア・アンダーウッドを演じるのは ロビン・ライト。
この二人の実利主義と野生、夫婦というより盟友といった関係は凄い。

で、どちらかというと、権力者の部下達や小さな事業主の動きが僕には面白い。
権力者(雇用主・依頼主)に翻弄されながらも、懸命に働く様は感情移入できる。
部下達だって超一流揃いですが、人間の裏の弱点も描かれていて、よいです。

今度の土曜の夜に観る予定の シーズン3 が楽しみです。

Appendix

プロフィール

Ver.34

Author:Ver.34
1966年生まれ 丙午 ♂
誕生日は本田宗一郎生誕60年後で、
一説によるとChar Aznableとも一緒だと
・ ・ ・ そ の 割 に は ・ ・ ・ ( T . T )
漕ぎ出しは脱走犬の如し?
 - Escaped dogs -

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